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「ヒューマンスキル」を高めたい!~物事を進めていく際に求められる「ヒューマンスキル」の構成要素、トレーニング方法を解説~

ヒューマンスキルを高める ビジネススキル
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仕事等で複数の関係者を巻き込みながら物事を進めていく際に、「チームがうまく機能していない」「メンバーのモチベーションが低い」「若手がなかなか育たない」といった問題を抱えたことはありませんか?それは、関わっている人達の「ヒューマンスキル」が不足しているのかもしれません。

そこで、本記事では、「ヒューマンスキル」について、「概要」と「求められている理由」、「ヒューマンスキルの構成要素」、「トレーニング方法」について解説していきます。

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ヒューマンスキルとは?

疑問
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ヒューマンスキルとは、米国の経済学者であるロバート・カッツが提唱したビジネススキルのひとつで、良好な人間関係を構築し、スムーズなコミュニケーションを行うために必要なスキルです。

具体的には、「自分の考えを相手に正確に伝える」「相手の考えを理解する」といった、相互のコミュニケーションを促す能力で、この「ヒューマンスキル」は、指導のためのコーチングや相手の言葉に耳を傾けるヒアリング能力などのスキルも含まれます。

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ヒューマンスキルが求められる理由

理由
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カッツ理論を見ると分かる通り、「ヒューマンスキル」は、ポジションに関わらず誰もが持ち合わせるべき「スキル」として定義されています。

それは、複数の関係者と一緒に物事を進めていくうえで必要な「周囲との信頼関係を作り、人を動かす」ということをするために必要な能力だからです。

特にマネジメント層自分の部下はもちろん、経営層や他の部署のマネージャーなど多様な人と接点を持ちながら、意思決定や調整を行うとともに人材を育成していかなければならないため、様々な価値観を持った従業員と円滑なコミュニケーションを取っていくためにも、「ヒューマンスキル」はマネジメント層にとって必須の能力となっています。

ヒューマンスキルの構成要素

仕組み
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そのヒューマンスキルは様々な能力(スキル)が複合的に重なって構成されています。

ヒューマンスキルを構成する要素は以下の7つとなります。

  1. ネゴシエーション能力
  2. ヒアリング能力
  3. リーダーシップ
  4. プレゼンテーション能力
  5. コーチング能力
  6. コミュニケーション能力
  7. ファシリテーション能力

それぞれについて説明します。

ネゴシエーション能力

日本語では、「交渉力」と表現され、対話を通じて当事者同士が納得・合意しあえるように協議し物事をまとめていく能力です。自分の立場だけを考え優位に進めるのではなく、相手の立場でも考え、自分と相手がどこまで許容できるかという落としどころを見つけ、合意を得るというのがこの能力のポイントとなります。

ヒアリング能力

「傾聴力」とも呼ばれ、相手の発言内容や表情、しぐさに気を遣い、その真意・意図を深く理解する能力で、コミュニケーション能力の一つに定義されています。

ビジネスでは相手が何を考えているのかを引き出すのは重要とされおり、そのためこの「ヒアリング能力」が「ヒューマンスキル」を構成する要素として位置づけられています。

リーダーシップ

「リーダーシップ」のアプローチ方法は様々あり、リーダーが相手に奉仕することで人を導く「サーバントリーダーシップ」、自らの価値観や倫理観によって人を導いていく「オーセンティックリーダーシップ」、適応型リーダーシップと呼ばれる「アダプティブリーダーシップ」などの種類があります。

これらのリーダーシップに共通していることは、「メンバーと共に目標に向かって業務に取り組み、成果を出すこと」で、その点からも「ヒューマンスキル」を構成する要素として位置づけられています。

プレゼンテーション能力

プレゼンテーション能力は情報を発信する能力です。 会議や商談の場だけでなく、普段のコミュニケーションでもわかりやすく自分の意思を伝えることにより、相手の理解を得やすくなります。

また、プレゼンテーション能力を意識すると自然と論理的思考も身につくようになります。(なぜならば、相手の思考の順序で情報発信するようになるため、自然と論理的に考えるようになるからです。)

コーチング能力

「コーチング」は、「馬車」という意味の「coach」が語源となっており、馬車が人に目的地を届けるように、対象者を目標地点まで到達させることを言います。

「コーチング」に似た言葉に「ティーチング」という言葉がありますが、二つの言葉の違いは、「ティーチング」が一から十まで対象者に教え込むことに対し、「コーチング」は対象者自身が成功までのプロセスを辿れるよう「発見」を促すこところにあります。

上下関係ができてしまうと、教師と生徒、上司と部下のように、指導者の意見を聞くだけになってしまうため、「コーチング」は、指導者と対象者が対等の関係であることが前提条件になります。

コミュニケーション能力

メンバーと良好な人間関係を維持し、業務を円滑に行うに当たって欠かせないスキルで、ヒューマンスキルの中心的な能力となります。

コミュニケーションは、片方から一方的に行われるものではなく、双方向に行われることで機能します。そのために、相手の個性や特性を把握し、常に適切なコミュニケーションが取れるよう心掛けることが肝要です。

ファシリテーション能力

会議が円滑に進むようサポートするスキルです。「ネゴシエーション」、「ヒアリング」、「リーダーシップ」、「プレゼンテーション」などを、それぞれの場面に合わせて使いこなす総合的な能力といえます。

ヒューマンスキルのトレーニング方法

方法
UnsplashのJonathan Borbaが撮影した写真

「ヒューマンスキル」を高めるために有効なトレーニング方法は以下の3つとなります。

  1. 研修で学ぶ
  2. フィードバックから学ぶ
  3. PDCAサイクルを意識して学ぶ

研修で学ぶ

ヒューマンスキルを学ぶ研修・ワークショップに参加することで、他者の視点・考えを学び、受け入れることができます。最近では、オンラインで完結するものも増えているため、利用しやすいメリットもあります。

フィードバックから学ぶ

フィードバックは振り返りを通して次の行動計画を立てるために必要となるものです。他者からのアドバイスを謙虚に、真摯に受け止めることでヒューマンスキルは磨かれて行きます。

PDCAサイクルを意識して学ぶ

PDCAサイクルとは、計画(Plan)を実行(Do)に移し、その結果を評価(Check)、改善(Action)の行動を起こす一連の流れです。

これらの英語の頭文字を取ってPDCAサイクルと呼ばれます。研修・フィードバックなどで学んだことを「PDCAサイクル」沿って対応していくことで「改善」することができます。

まとめ

summary
Ann Hによる写真

本記事では、「ヒューマンスキル」に関して解説してきました。

ヒューマンスキルは様々なスキルから成り立っており、そのスキルを効果的に使うためには、前提として、相手と中長期的な信頼関係を築ける人間性が必要となってきます。

ぜひ時間をかけてしっかりと人間性を磨く取り組みを行ない、人間性の上に「コミュニケーションスキル」を向上させてみてはいかがでしょうか?
 

最後に

情シスのキャリアや、ビジネススキルに関する記事もありますので、ご興味あればご参照ください。

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