企画説明や営業活動、関係者への報連相に至るまで、ビジネスにおいて相手に伝える力、プレゼン力が求められることは多いです。
このプレゼン力が備わっていなければ、自分の意図を的確に相手に伝えることができないため、プレゼン力を鍛えることはビジネスを行っていくうえで必須です。
今回は、プレゼン力を鍛える方法について解説します。
プレゼンテーション能力とは何か?
プレゼンテーション能力は「情報を適格に選べる力」と「情報(内容)を論理的に組み立てる力」になります。
情報を適格に選べる力
相手が抱えている課題の解決方法や、情報に対する相手の関心度などについて理解し、伝えるべき適切な内容をピックアップする力になります。
情報(内容)を論理的に組み立てる力
提供する情報を選んだら、相手の思考にそってどのような順番で伝えたらわかりやすいか組み立てる力になります。
こちらに関しては、ロジカルシンキングを参照にしてください。
よいプレゼンの3つのポイント
よいプレゼントには共通の3つのポイントがあります。
そのポイントとは「内容が完結である」「主張がはっきりしている」「聞き手の注目をあつめられている」になります。
内容が簡潔である
人は内容が複雑になればなるほど理解しにくくなるため、相手に内容を理解してもらうためには、情報はなるべくシンプルにする必要があります。
なので、プレゼンをする際には、自分が伝えるために簡単な言葉を使っているのか、余計な説明が入っていないかなど何度も見直し内容を推敲していくことが大切です。
主張がはっきりしている
プレゼンテーションを通して伝えたい主張がはっきりと明確になっていることも非常に大切です。 主張がはっきりと定まっていないと聞き手が「それで結局何が言いたかったの?」と疑問を持ってしまい内容が伝わらないことになります。
なので、曖昧にせずにしっかりと聞き手に伝わるようにすることが大切です。
聞き手の注目をあつめられる
聞き手の注目を集められるかどうかでも良いプレゼンテーションができているのかを判断することができます。
自分がプレゼンテーションの聞き手になったとして、その際につまらなかったり、何が言いたいのかわからなかったりしたら興味を持てず話し手に注目することもないでしょう。
プレゼンで重要な4つのスキル
プレゼンテーションで重要なのは「論理的思考」、「相手を引き付ける話し方」、「相手が求めてるものを把握する」、「臨機応変に対応できる」の4つになります。
論理的思考
論理的思考とは、物事を体系的に整理したり、道理にそって筋道を立てて考えることで、ロジカルシンキング (Logical Thinking)とも呼ばれています。ビジネスを進める上で基本的なスキルとして重要視されています。
相手を引き付ける話し方
相手を惹きつける話し方もプレゼンテーションにおいては非常に重要と言えます。 身振り手振りを交えて相手の注目を集め、聞き手の目をしっかりと見て反応を伺いながら話すように意識してみましょう。
相手が求めているものを把握する
相手を説得する必要がある以上、相手に明確なメリットを提示する必要があります。 事前準備としてプレゼンテーションを行う相手の状況をしっかりと調査し、何を求めているのか、相手は今何を欲しているのかを把握できるようにしましょう。
臨機応変な対応
聞き手の反応によっては途中で内容や話し方を変えたり、時には質問に答えないといけないこともあります。
自分は想定していなかった流れになることもあるため、臨機応変な対応力がないと交渉は失敗に終わってしまいます。プレゼンテーションに慣れていて上手な人ほどこの能力が高い傾向にあります。
プレゼンに必要なスキルを高める方法
これまでに紹介したプレゼンテーションにおいて求められるスキルはどうしたら高めることができるのでしょうか?以下では、具体的なトレーニング方法を3つ紹介します。
シンプルなスライドを作るようにする
スライドがシンプルに分かりやすくまとまっていると聞き手にとってのイメージがしやすくなります。 また、スライドがシンプルにまとまっていれば話す内容も自然と整理されるので簡潔に伝えられるようになります。
基本的なフレームワークを学ぶ
基本的なフレームワークを学ぶことによって、順序立てて話す内容を構築しやすくなります。 プレゼンテーションのフレームワークの中で最も基本的なSDS法や、マーケティングの基本となるAIDMA法といった基本のフレームワークを学び、時と場合によって使い分けれるようにしましょう。
模擬プレゼンを行う
模擬プレゼンはプレゼンテーションに必要な全てのスキルを鍛えることができます。本番のプレゼンテーションと同じように準備をしっかりと行い、先輩数人に協力をしてもらい本番さながらの状況で行うようにしましょう。
まとめ
プレゼンテーションを上手に行うには論理的思考能力や相手の求めているものを把握するスキルがとても重要になってきます。 苦手意識を持っている人こそこれらの能力を意識して優先的にトレーニングを行っていきましょう。そうすればきっと短期間でプレゼンテーションに必要なスキルが鍛えられるはずです。
さいごに
情シスのキャリアや、ビジネススキルに関する記事もありますので、ご興味あればご参照ください。
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