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先日、職場にて「仕事でもっと安定して結果を出すためにビジネス関連スキルを上げたいがが、何を学べばいいか?」という相談されました。
筆者自身はあまり考えたことがなかったので、改めて調べてみた結果、ビジネスの成果を出す構成要素として「ビジネススキル」と「ビジネスを行う上での『スタンス』」があると思いました。
そこで、本記事では、ビジネスを学ぶにあたり、必要となる二つの要素のうちの「ビジネススキル」について、以下の3つの観点を解説したいと思います
- ビジネスを学習するメリット
- ビジネススキルを磨くにあたり伸ばすべき4つの能力
- 4つの能力の鍛え方
ビジネスを学習するメリット
ビジネスを学習しビジネス関連の知識や技術を身につけることは、以下の3点でメリットとなります。
- 仕事をする際に全体を把握するのがはやくなる
- 仕事において考えるスピードが速くなる
- 仕事を効率的に行えるため、周りから評価され収入が増える
仕事をする際に全体を把握するのがはやくなる
ビジネスを学ぶことにより、ビジネスの全体像と呼ばれるビジネスモデルの理解や、そのビジネスにおける自分の役割を俯瞰して把握できるようになります。
また、その考え方を他の仕事でも転用できるようになり、仕事の進め方などの自分の型を作ることができます。
仕事において考えるスピードが速くなる
全体を把握して、自分の役割を理解することが出来るようになるとビジネスにおける注意すべきポイントを見つけやすくなり、その結果、力の入れどころが理解できるようになるため、考えるスピードが速くなります。
仕事を効率的に行えるため、周りから評価され収入が増える
全体を理解して、力の入れどころが分かったうえで仕事を進めることができるため、仕事が効率的になります。
その結果、最小限の労力で最大限の効果を出せるため、周りの評価があがり、企業に勤めている人であれば出世、フリーランスの人であれば、顧客が増える/単価が上がるなどし収入を増やすことができます。
ビジネススキルを構成する要素
ビジネススキルを構成する要素を考えるときに有効なのがカッツ理論です。
カッツ理論は、1955年発行の『スキル・アプローチによる優秀な管理者への道』において、米ハーバード大学の経営学者、ロバート・L・カッツ氏がはじめて提唱した「ビジネススキルと人材の関係性」について言及された理論になります。
その後、ピータードラッカーが知識労働者(ナレッジワーカー)の時代であり、多くの労働者の仕事は肉体労働から知識労働に変わっていくと提唱し、時代に合わせて、このカッツ理論を進化させました(これをドラッカーモデルと呼んでいます)。
このカッツ理論のドラッカーモデルにでてくる要素が現代のビジネススキルを作る要素となっています。
なので、ビジネススキルを高めたいという場合は、この4つの要素を伸ばすことが有効です。
- テクニカルスキル
- ヒューマンスキル
- マネジメントスキル
- コンセプチュアルスキル
この構成要素をもう少し説明します。
テクニカルスキル
テクニカルスキルとは、「業務遂行能力」とも呼ばれ、「任された仕事、業務を着実に最後まで実行するために必要な能力」ということになります。
この業務遂行能力(テクニカルスキル)は「保有能力」と「発揮能力」の掛け合わせとなり、そのた結果が業務遂行能力になります。
業務遂行能力の構成: 「保有の能力」×「発揮能力」=「業務遂行能力」
▶【参考記事】業務遂行能力(テクニカルスキル)を高めたい!~業務遂行能力の構成要素とトレーニング方法~
ヒューマンスキル
ヒューマンスキルは、周囲と共同して業務を進めていくときに円滑に意思疎通を行えるスキルです。たとえば、以下のようなスキルはヒューマンスキルに分類されます。
- コミュニケーション能力(対話、傾聴の力など)
- プレゼンテーション能力
等
▶【参考記事】「ヒューマン」スキルを高めたい!~物事を進めていく際に求められる「ヒューマンスキル」の構成要素、トレーニング方法~
マネジメントスキル
マネジメントスキルとは、組織においての「ヒト・モノ・カネ」を効率的に経営・管理するスキルです。例えば、以下のようなスキルがマネジメントスキルに分類されます。
- 組織の構築
- 人材採用/育成
- 人材評価
等
コンセプチュアルスキル
コンセプチュアルスキルとは、膨大な知識や情報を整理分析し、複雑な事象を概念化することで、物事の本質を見極める能力です。例えば、以下のようなスキルがコンセプチュアルスキルに分類されます。
- 論理的思考(ロジカルシンキング)
- 批判的思考(クリティカルシンキング)
- 水平思考(ラテラルシンキング)
- 多面的視野
等
▶【参考記事】概念化とは何か?~社会人に求められている「概念化能力(コンセプチュアルスキル)」のメリットと鍛え方について解説~
ビジネススキルを磨くにあたり伸ばすべき4つの能力
ビジネススキルは以下の4つの能力と密接につながっているため、ビジネススキルの伸ばしたいと思っていたら、この4つの能力を鍛える必要があります。
- 論理思考力(ロジカルシンキング)
- プレゼンテーション能力
- マーケティング思考(能力)
- 会計・ファイナンス能力
各能力について解説していきます。
論理思考力
物事を論理的に整理できる能力です。ビジネスの現場や組織の運営では、さまざまな要素が絡まり合って成功と失敗、解決すべき課題が生まれるため、その複雑さを理論的に解きほぐし、フレームワークなどに当てはめて体系的に整理し、抽象化・構造化していくスキルとなります。
論理思考力を身につけることで、構造的に物事をとらえることができるようになるため、日々の作業はもちろん、ビジネスモデルなども理解しやすくなります。
マーケティング思考(能力)
「マーケティング」とは、簡単にいうと顧客の欲求を満たすために企業が行う活動全般のことを指しています。
そのうえで、「マーケティング思考(能力)」とは、相手の立場になり、相手の視点で物事を捉えることで顧客満足度を向上させることを考える思考法で、生産性の向上や日常の業務、営業活動などはもちろん、ビジネスマンとしての行動全体にもかかわる重要な考え方です。
マーケティング分野の中でも、特にWebマーケティングは需要に対して供給が不足しているので、転職や副業を考える際に最も有力なスキルになってきます。
マーケティング分野の中でも、特にWebマーケティングは需要に対して供給が不足しているので、転職や副業を考える際に最も有力なスキルになってきます。
マーケティング分野の中でも、特にWebマーケティングは需要に対して供給が不足しているので、転職や副業を考える際に最も有力なスキルになってきます。
マーケティング分野の中でも、特にWebマーケティングは需要に対して供給が不足しているので、転職や副業を考える際に最も有力なスキルになってきます。
▶マーケティングスキル/マーケティング思考についてはこちら
プレゼンテーション能力
プレゼンテーション能力は情報を発信する能力です。 会議や商談の場だけでなく、普段のコミュニケーションでもわかりやすく自分の意思を伝えることにより、相手の理解を得やすくなります。
また、プレゼンテーション能力を意識すると自然と論理的思考も身につくようになります。(なぜならば、相手の思考の順序で情報発信するようになるため、自然と論理的に考えるようになるからです。)
会計・ファイナンス能力
決算書等からお金の流れやその会社の状況を読み取ることができる能力になります。この会計スキルが磨かれることにより、有価証券報告書などの資料から事業戦略の変化等ど数字から読み取れるようになります。
4つの能力の鍛え方
この4つの能力の鍛え方は3種類あります。
- 書籍で学ぶ
- アプリなどの動画で学ぶ
- スクールに通い学ぶ
各学習方法について説明していきます。
書籍で学ぶ
最も手軽でとっつきやすい方法です。紹介した能力の分野においては、初心者向け、中級者向け、上級者向けの本が用意されているので、まずは初心者向けの本を手にとって読んでみるとよいと思います。
アプリなどの動画で学ぶ
本を読むのが苦手である方や、効率的に勉強をしたいという方は動画やアプリで勉強することをお勧めします。この方法で勉強したい方には、「UDEMY(ユーデミー」をお勧めします。
スクールに通い学ぶ
本格的に学びたいという方にはスクールでの学習をお勧めします。
特に、Web系のスキルや、動画編集などのスキルは、スクールで学ぶと短期間で集中的に学ぶことができます。
まとめ
本記事では、ビジネススキルを磨き実力アップしたいという方に向けて、以下の3点について解説しました。
- ビジネスを学習するメリット
- ビジネススキルを磨くにあたり伸ばすべき4つの能力
- 4つの能力の鍛え方
ITとビジネスは密接になってきており、情シスで働く社内SEメンバーなどにおいてもビジネスを学習することは必須になってきていると感じています。
これを機に、ビジネススキルを伸ばすために勉強を開始してみてはいかがでしょうか?
最後に
情シスのキャリアや、ビジネススキルに関する記事もありますので、ご興味あればご参照ください。
ビジネススキル関連記事
https://digital-jyoshisu.com/archives/category/ビジネススキル
情シスのキャリア関連記事
https://digital-jyoshisu.com/archives/category/キャリア