3477758004

「SOC」とは何か?~SOCの概要と仕組みと他のセキュリティ対応との違いを解説~

SOCとは何か? セキュリティ

近年、高度化していくサイバー攻撃に対して企業の対応が求められています。そんな中、近年注目を集めているのが「SOC」になります。

本記事では、「SOC」についてその概要と求められる背景、仕組みと構築方法、他のセキュリティ対策との違いについて解説していきます。

SOCとは何か?

疑問
Tumisu, please consider ☕ Thank you! 🤗によるPixabayからの画像

「SOC」とは「Security Operation Center」の略称であり、企業や組織におけるセキュリティを担う部門・部署・チームです。

具体的には、IT機器と呼ばれる「ネットワーク機器」、「デバイス機器」、「サーバー」などの監視とログの分析を行い、サイバー攻撃を検知することを目的に活動しています。

「SOC」に高度なセキュリティに精通した人材を集めることで、多種多様なサイバー攻撃を検知、対処し、被害を未然に食い止めるだけでなく、被害が発生した際に迅速に対応することで被害を最小限に留めることができます。

SOCが求められる背景

背景
Nino CarèによるPixabayからの画像

近年のサイバー攻撃は最終的には金銭の略取を目的としていることが多くなり、企業や組織の規模、業界や業種、法人・個人を問わず狙われているような時代になりました。

また、サイバー攻撃の手法が高度化してきており、従来のセキュリティ体制やセキュリティ基盤では対応しきれないことが多くなってきました。

そこで、防御する側もセキュリティを高める必要があり、セキュリティの専門家がセキュリティに従事できる体制、基盤を持つSOCを構築し、運用することで各種サイバー攻撃による被害を回避する必要が出てきました。

SOCの仕組み(業務内容)と構築方法

仕組み
Photo by Di on Unsplash

SOCの仕組み

SOCの仕組みは、監視対象のログをSIEM(Security Information and Event Management)と呼ばれるログを一元管理するツールに集約し、対象ログを監視します。

SIEMで異常を検知すると、SOCにアラートが飛び、アラート通知を受け取るとSOCにて、その内容や影響を調査します。

▶SIEMに関する記事はこちら

SOCの構築方法

SOCを構築する場合は、最初にSOCの組織ミッションや責任範囲を定義します。

それを踏まえて、SOCをサポートするための手順やプロセスを明文化し、監視対象、データタイプの決定していきます。

組織の枠がきまったら、人材確保しイベントを管理していくといった手順になります。

SOCと他のセキュリティ対策の違い

特徴
Gerd AltmannによるPixabayからの画像

SOCとCSIRTとの違い

CSIRTは「Computer Security Incident Response Team」の略称で、セキュリティインシデントに対応することを目的とした部門・部署・チームです。

監視による検知を行う点はSOCと同じですが、セキュリティインシデントが発生した際に原因の特定や影響を把握する部分が違いとなります。

▶CSIRTに関する記事はこちら

SOCとMDRの違い

MDRとは「Managed Detection and Response」の略称で、サイバー攻撃の検知や対応を代行するサービス、ベンダーになります。

MDRは企業や組織の外部からサイバー攻撃やセキュリティインシデントの対応を行ってくれるケースもあり、セキュリティ部門を構築できない企業などに適しています。

まとめ

summary
Ann Hによる写真

本記事では、「SOC」についてその概要と求められる背景、仕組みと構築方法、他のセキュリティ対策との違いについて解説していきました。

自社のセキュリティ対策についてお悩みであれば、、SOCについてご検討してみてはいかがでしょうか?
 

最後に

情シスのキャリアや、ビジネススキルに関する記事もありますので、ご興味あればご参照ください。

セキュリティ関連記事

https://digital-jyoshisu.com/archives/category/セキュリティ

キャリア関連記事

https://digital-jyoshisu.com/archives/category/キャリア

タイトルとURLをコピーしました