昨今、働き方の多様化や、生産性向上などを受けて、ナレッジマネジメントの取り組みがますます重要になってきています。
そのような背景を受けて、本記事では、ナレッジマネジメントツールについて、ナレッジマネジメントを含めた概要、その主要機能、ツール導入のメリット、導入時のポイントについて解説していきます。
ナレッジマネジメントシステムとは?
ナレッジマネジメントとは?
ナレッジマネジメントとは、一橋大学の名誉教授の野中郁次郎氏が提唱した「知識経営」が基礎となり確立された、個人が業務から獲得したナレッジ(知識・ノウハウ)を社内で共有・蓄積し、それを他の社員が活用することで、生産性の向上を図る取り組みのことです。
このナレッジマネジメントは「ナレッジの属人化」、「人材の流出時のナレッジ消失」の防止。また、仕組みの中で知識が共有されているため、業務時間の短縮や教育コストの削減につながるなどのメリットがあるため、企業規模にかかわらず様々な企業で取り組まれています。
ナレッジマネジメントツールとは?
ナレッジマネジメントの取り組み価値が認められる一方で、従来は紙やExcelなどのアナログ手法で取り組みを行っていたため、ナレッジの保管場所の確保や、作成、更新対応の負担などが課題となっていました。
近年、IT技術の進歩に伴い、業務のデジタル化が進み、アナログでナレッジマネジメントを行うにあたり発生していた課題を解決し、ナレッジマネジメントの取り組みをITで支援するツールのことをナレッジマネジメントツールと呼んでいます。
ナレッジマネジメントシステムの主な機能
ナレッジマネジメントツールには、主に「FAQ機能」、「ドキュメント管理、共有機能」「マイニング機能」、「情報共有機能」、「eラーニング機能」、「コミュニケーション機能」の6つがあります。
ナレッジマネジメントツールのメリット
ナレッジマネジメントツールを導入することで、「ナレッジの属人化の防止」、「人材流出時のナレッジ損失の抑止」、「生産性向上」の3つのメリットがあります。
ナレッジマネジメントツール導入時のポイント
ナレッジマネジメントツール導入時には、「ツールの操作性の確認」、「小さい業務範囲から対応することができるか否か」、「PC以外のデバイスからもアクセスできるか」の3点を確認する必要があります。
まとめ
本記事では、ナレッジマネジメントツールの概要、主要機能、メリット、導入時のポイントについて解説していきました。
今後、ますます生産性向上を求められる企業において、ナレッジマネジメントの重要性はますます増えていくと思われます。
「生産性の向上」、「ナレッジの属人化」に悩まれているようでしたら、一度ナレッジマネジメントツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
最後に
他にもデジタルツール関連の記事ならびに、情シスのキャリアなどIT技術以外の記事もありますので、もしご興味あればご参照ください。
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