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この記事では情シスの業務などでもよく出てくるドメインの基礎について解説しています。長らくシステムに携わっている方でもドメインをうまく説明できないケースもあるので、これをきっかけに理解を深めていただけたらと思います。また、ブログなどをこれから解説する方も是非ご参照ください。
ドメインとは?
ドメインは「インターネット上の住所」のことであり、対象のWebサイトがどこにあるかを判別する情報として利用しています。
少し詳しい方は、「Webサイトがどこにあるのかを判別する情報はIPアドレスではないの?」と思うかもしれません。IPアドレスは「000.XX.XX.XX」といった数字で構成される文字列ですが、数字だけでは覚えづらいため、IPアドレスをドメインと紐づけて、ドメイン名に変換してWebサイトの場所を示します。
ドメイン例
Webサイトの場合、例えばアップル社のアドレスを例にとると「www.apple.com」がドメインに該当します。
https://www.apple.com/jp/ → ドメインは「www.apple.com」
メールアドレスの場合も、例えば、アップルのメールアドレスを利用していた場合、「icloud.com」がドメインに該当します。
「XXXX@icloud.com」 → ドメインは「icloud.com」
独自ドメインとサブドメインについて
ドメインを理解する上で重要な「独自ドメイン」と「サブドメイン」について説明します。
独自ドメイン
「独自ドメイン」とは、各ドメイン取得サービスで取得できるオリジナルのドメイン(オリジナルなので世界に一つだけとなります)のことです。自分で好きな文字列を指定して取得することができます。
独自ドメインを使用すると維持費用がかかりますが、「サイトの信頼性が高まる」、「サービス終了の影響を受けない」、「SEO効果がある」などのメリットがあります。
■独自ドメインの取得メリット
- サイトの信頼性が高まる
WEBサイトを運営する中で、無料ブログやレンタルサーバーのドメインが入ったURLを使っていた場合、利用ユーザーから信頼性に疑問を持たれてしまう可能性があります。なので、ビジネス目的でサイトを運営するのであれば、独自ドメインを取得したほうが信頼性がより高まります。 - サービス終了の影響を受けない
レンタルサーバーや無料ブログサービスの初期ドメインを利用している場合、そのサービスを解約したり、万が一、サービス運営が終了したりしてしまった場合、そのURLやメールアドレスは使えなくなってしまいます。
独自ドメインであれば、利用しているサービスの終了などで別のサービスへ乗り換えたとしても同じURL・メールアドレスをずっと使い続けられますので、WEBサイトを運営していきたいと考えている場合は独自ドメインを取得するメリットがあります。
- SEO効果がある
検索エンジンにおけるWEBサイトの評価はドメインの情報を密接に結びついており、同じドメインを長く使い続けることで、検索エンジンの評価の蓄積につながります。その結果、SEO効果が高まりやすくなると言われています。
もし初期ドメインを使っており、途中でURLが変わってしまうと、検索エンジンに蓄積された評価情報がリセットされてしまうため、質の高いコンテンツを投下していたとしても、「同等の評価が得られない」といった事態になる可能性があります。
なので、WEBサイトで集客を狙いたいと考えているのであれば、独自ドメインの取得にメリットがあります。
サブドメイン
「サブドメイン」とは、独自ドメインを管理する上で用途によって割振りをするためのドメインのことを指します。例えば、テーマごとにブログを分けて作成したいときなど。登録した独自ドメインを、用途に応じて細かく分類して使用したいときに使います。
ドメインの種類について
「.com」、「.net」、「.org」など、ドメイン名の「.」で区切られた一番右側をトップレベルドメイン(TLD)と呼びます。これは大きく「用途・分野別のgTLD(generic TLD)」、「国や地域を表すccTLD(country code TLD)」に分けられ、そのほかにも日本国内で登記を行っている会社向けのドメイン「.co.jp」など属性型jpなどもあります。
gTLD(分野別トップレベルドメイン)例
NAME | 説明 |
.com | Company、Commercial、世界で最も登録数が多いドメインで商業組織に利用されます |
.net | Network、インターネット関連、ネットワーク用に利用されます |
.biz | Business、個人・法人の商用目的で利用されます |
ccTLD (国コードトップレベルドメイン)例
NAME | 説明 |
.jp | 日本に住所を有する団体、組織、個人などで利用 |
.fi | フィンランドの法人および自然人で利用 |
.ky | ケイマン諸島の住民か、ケイマン諸島に登記のある企業で利用 |
ccTLDはセカンドレベルドメイン(トップレベルドメインの直前の文字列)によって「属性」を分けることができ、特定の条件を満たすことで登録することが可能です。「.jp」であれば、以下のようなものがあります。
NAME | 説明 |
co.jp | 日本国内で登記された会社・企業が登録可能なドメイン |
ac.jp | 日本国内の教育機関が登録可能なドメイン |
go.jp | 日本国の政府機関、各省庁などが登録可能なドメイン |
or.jp | 日本国内の特定の法人組織が登録可能なドメイン |
そのほかにも新gTLDがありますが、種類については、Wikipediaにトップレベルドメイン一覧として記載がありましたのでご参照ください。
なお、ドメインの種類によって取得時の価格は変わりますが、種類によるSEOへの影響はないとのことです。
ドメイン名の決め方について
ドメイン名を決める上では「ユーザが理解しやすい、覚えやすいもの」を選ぶことが重要です。
そのためには、「一目で分かりやすい文字列にする」、「ブランド名・企業名・商品名を使う」、「用途を伝える新ドメインを使う」の3点を考慮するといいです。
ドメインの取得の流れ
ドメイン取得を取得したいとなった場合の流れは以下の通りです。
1欲しいドメイン名を考える
↓
2ドメイン取得サービスで対象のドメインを取得できるか確認する。
↓
3欲しいドメイン名が取得できるようであれば、ドメイン取得サービスで選択する
まとめ
本日は「ドメインとは何か?」「ドメイン取得の流れ」について解説しました。
独自ドメインの取得は早いもの勝ちになりますので、独自ドメインを取得しようかお悩み中でしたら、これを機に独自ドメインを取得しWebサイト等を開設してみてはいかがでしょうか?
ドメインに関連する他記事もありますので、よろしければご参照ください。