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以前記載した、「情シスとは何か?~役割と求められる能力について解説~」への反響があったため、本記事では、SIerなどで技術者として働く人を対象に、情シス(情報システム部門)への転職に関して、求められるスキルや、面接時に好感度を上げるポイントを紹介していきます。
わたくし自身、1社目、事業会社の情報システム部門→2社目、コンサルファーム→3社目、事業会社の情報システム部門といった経歴を歩んでおり、情報システム部門の人員採用などにも携わってきましたので、実体験も含め話をできればと思います。
情シスへの転職って難しいの?
まずは、情シス(社内SE)の求人状況を説明します。
DODAのマーケット情報によると社内SEの求人件数はコロナ禍にあっても安定しており、2020年9月以降、ゆるやかではありますが上昇している状態です。
最近の求人特徴は、以前と比較して求めるスキル要件に変化がでてきている点になります。
具体的に言うと、以前は、システム開発は外注する企業が多かったため、情報システム部(社内SE)の求人はベンダーコントロールなど上流工程の経験者の求人が多かったですが、
近年では、DX推進を目的としたシステムの内製化を実現するために情シス部員を採用する企業が増加し、技術志向の人材や、クラウドやAI、データサイエンスなど特定の技術領域に知見のあるスペシャリストを募集する企業が増えているとのことです。
このことから、求人数は増加傾向にあり、企業側の採用熱が高まっているため、チャンスはある状態になります。
ですが、一方で、情シスへの転職希望者も増加ではないものの、高い水準を保っているため、競争はあるものと思われます。
なので、
案件数が多く、情シスへの転職難易度は少しゆるくなっている状態のため、情シスへの転職希望者は、今が転職のチャンスとなります。
ただし、競争率も一定ある状態なので、無策では引き続き転職は難しいと思われ、企業の求めるスキル/人物像を把握するなどの対策が必要となります。
情シスへの就職希望者へ求めるスキルと能力
では、一体どのような「スキル」と「仕事へのスタンス」が求められるのか説明したいと思います。
DODAのマーケット情報を再び引用すると、従来は、外注がメインであったため、ベンダーコントロールと上流工程をメインとした経験を求められていましたが、最近は「DX推進」と「セキュリティリスク」の高まりを受けて、求めるスキルも多様化してきているとのことです。
求められるスキルについて
1:従来の上流工程(IT戦略策定、システム企画~プロジェクトマネジメント)の経験
2:DX推進に必要な経験(先端技術に関する知見とアジャイルベースの開発経験)
求められている人物像
1と2共通して「ITは事業目標を達成するための一つの手段だと認識し、事業ベースで物事を考えられる」人物となります
社内SE求人における面接時のポイント
上記にあげたスキル/スタンスを面接時に伝えるというのがポイントとなります。(求人内容によるところはあるかもしれませんが)スキルに関していえば、面談時では、正直、そこまで正確に測ることは出来ないので、人物面がポイントになります。
例えば、経験したプロジェクトを伝える際も、
「経験したことをそのまま伝える候補者」
「プロジェクトが発足した事業背景を踏まえてから伝える候補者」がいた場合、
どちらに好感を持てるかというと、後者のほうが、事業ファーストで考えて仕事してきたんだなと思えます。
このように、面接時には、事業を考慮して常に仕事をしてきたことをお伝えするのがポイントとなります。
どうやって対策すればいいのか?
一人で対策しても考えが偏ってしまう可能性があるため、転職エージェントに相談することをお勧めします。
転職エージェントは豊富な転職事例を持っており、キャリアアドバイザーによるキャリアの棚卸しや自己分析、履歴書・職務経歴書の作成、面接指導などのサービスも提供しているので、実践的かつ効果的なノウハウを得た上で、対策を進めていくことができます。
情シス/社内SEへの転職におススメな「転職エージェント」4選
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まとめ
本記事では情報システム部門(社SE)への転職を検討されている方向けに、情シスで求められるスキルと面接時のポイントについて説明しました。
昨今、DXなどを受けて、情シス部門に求められる条件が細分化されてきていますが、基本的には、ITを武器にその企業の事業発展に貢献していくということが情シスのミッションになるため、ITとビジネスを橋渡しするという能力が不変的に求められると考えています。
なので、そのマインドを前提にし、キャリアの棚卸しや、面接対策を実施していくことをお勧めします。
最後に
他のセキュリティ関連の記事ならびに、情シスのキャリアなどIT技術以外の記事もありますので、もしご興味あればご参照ください。
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